💥 使うシーンと目的

例えば“担当が田中さん または 佐藤さん”の行だけ色を付けたい、とか“売上が100以上 または 在庫ゼロ”を光らせたいときってあるやん?

そこで使うんが OR関数 や!1つでも条件を満たせば色付けされるから、“どっちか当てはまればOK”ってときに最強やで!
🔍 今回の条件付き書式ルール

前回のANDとほぼ一緒やけど、判定を OR に変えるだけや!
- ルールの種類:数式を使用
- 便利な場面:
- 担当者がAさん または Bさんの行を強調
- 売上が一定額以上 または 在庫が0のときに赤く
- 複数の入力条件をどれか1つでも満たした場合に色付け
🖼 図解イメージ


こんな表を用意しました
担当者の「田中」と「佐藤」だけを強調させて、さらに「田中」と「佐藤」の在庫数が「0」の場合にさらに強調を被せていきます!
手順(1)範囲を選択


書式設定したい範囲を選択します
手順(2)条件付き書式を設定


「ホーム」タブから「条件付き書式」を選んで「新しいルール」を選択します


数式を使いますので「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します
手順(3)数式を入力


数式欄に「=OR($A2=”田中”,$A2=”佐藤”)」と書き込んでください!
これでどちらか1つでも「TRUE」になれば色付けされます
書けたら「書式」ボタンで色を選択しにいきましょう
手順(4)書式を設定


今回は「黄色」を選んでみました!
それでは「OK」ボタンで確定して結果をみてみましょう


どうですか?
「田中」さんと「佐藤」さんの行だけが「黄色」に塗りつぶされましたね!
それでは、次の工程にいきましょう👇
手順(5)範囲を選択


次の条件は担当者が「田中」または「佐藤」で在庫数が「0」のセルだけを「赤色」で強調させていきます
C列だけを選択範囲にいれてください
手順(6)数式を入力


ここはAND関数も使っていきます
=AND(OR(A2=”田中”,A2=”佐藤”),C2=0)
と書きます
今回は行全体ではないので「$」は書きません!
担当者が「田中」または「佐藤」で、かつ売り上げが「0」の場合の設定です
それでは「書式」をクリックして設定していきましょう
手順(7)書式を設定


値が「0」のセルは「赤色」で設定していきますね!
それでは「OK」ボタンを押して結果をみてみましょう


全ての設定が完了しましたね
担当者が「田中」または「佐藤」の行が「黄色」で塗られて
さらに在庫が「0」の場合のみセルが「赤色」で塗りつぶされました
これなら2重の表現で警告を一発で見つけることができますね!

せやろ?実務では“どっちか条件を満たせば警告”ってシーンがめっちゃ多いんや!
⚠️ よくあるミスや落とし穴
$
の固定を忘れて条件がズレる- OR条件を増やしすぎると読みにくくなる
- 文字列条件はスペースや全角半角に要注意
🌟 応用テクニック
=OR($A2="田中",$A2="鈴木",$A2="佐藤")
で3人以上も対応OK=OR(ISBLANK($B2),$C2="未入力")
→ 入力漏れ検出にも使える- ORとANDを組み合わせて「どっちか条件 かつ 別条件」みたいな複合判定も可能
🎯 次回予告

次は 『TRIM×LEN×SUBSTITUTEで“空白風セル”を見抜く方法』 や!見た目は空白っぽいけど実はスペース入り…そんなトラップを暴くで!
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